私も営業スキルがなかったため、
開業後に大変な苦労をしました。
独立開業した後に、真っ先に必要になるのはお客さんを見つけることです。お客さんがいなければ、売上がゼロのままですから、すぐに行き詰まってしまいます。
いくら取り扱っている商品やサービスが良かったとしても、お客さんがいなければ決して売上は立ちません。そしてお客さんに買ってもらうためには、ある程度の営業スキルが必須なのです。
お恥ずかしながら私の失敗談をお話しすると、三菱東京UFJ銀行時代はシステム部という部署に所属していましたので、営業の経験は一切ありませんでした。その後野村総研に転職したのですが、そこでは大企業に3,000万円くらいのコンサルティングを提案していましたので、大企業むけの高額商品の営業は経験することができました。
その後独立した訳ですが、最初に取り扱ったサービスは、月額1万円のPC操作サポートでした。独立する際には、「大企業むけに3,000万円のサービスを売っていたんだから、1万円のサービスなら簡単に売れるだろう」と安易に考えていたのです。
独立開業者むけワンポイントアドバイス
この辺の話は、頭でっかちの大企業のコンサルタントが独立開業して大失敗、という典型的なパターンの失敗談です。世間知らずというか、開業をなめているというか・・。
まあ、大企業あがりのボンボンは商売の現場を知らない人が多いですから、このような安易な考えをしがちです。私みたいに銀行〜シンクタンクのような大手町の「砂上の楼閣」に暮らしていた人間には、独立開業した個人事業主や中小企業の皆さんが、どれだけ苦労して商売しているか、まったく想像もできなかったのでした。
そう考えると、この後の苦労も当然のことだったと、今ではそう思います。