開業直後、展示会に出展した時の様子。
サービスが中々売れず苦労しました。
起業家むけのハウツー本や起業の情報サイトを見ると、独立開業を成功させるために「事業計画をきちんと立てなさい」「戦略が重要」といったことが書かれています。もちろんこれらは決して嘘ではありませんし、とても大切なことです。
しかしいくら事業計画が素晴らしくても、あなたの取り扱う商品・サービスが売れなければ、その計画は絵に描いた餅。重要なのは、立派な計画を立てることではなく、売上があがるかどうか。あなたの商品・サービスをお客さまに買って頂けるかどうかなのです。
そのために必要なのが、「営業力」。
事業計画や戦略がなくても、営業が得意な人であれば、開業は成功します。充分な売上があれば、倒産することはありません。逆に、どれだけ立派な事業計画や戦略があっても、営業できなければすぐに倒産します。
つまり開業して失敗しないために一番重要なのは、「営業」できるかどうか。別の言い方をすれば、「売る方法」を知っているかどうかなのです。
それでは次のページで、開業で失敗しないために必要なこの「営業力」についてお話ししていきましょう。

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独立開業者むけワンポイントアドバイス
巷の開業コンサルタントや開業ノウハウサイトでは、さまざまな事業計画の立て方を教えてくれます。ただ、いくら事業計画を立てても、それは絵に描いた餅であって、起業後の商売の成功を保証してくれるものでは決してありません。
私は決して事業計画が不要だと言っている訳ではないのですが、私の経験から申し上げると、事業計画どおりに会社の経営が進んだ試しがありません。(まあ、私の経営力がそのレベルだと言われればその通りなのですが・・・。)
事業計画を立てるときは、たくさんの仮説と前提を置いた上で数字を積み上げていきます。その仮説とか前提を考えるという意味では事業計画は大切なのですが、でもいくら精緻な計画を立てても、あくまでそれは計画。その計画を実際に実現できるかどうかはあなた次第なのです。