
異業種交流会は、短期的には
営業効果が薄いと思います。
少し毛色の変わった営業方法としては、「異業種交流会」があります。士業やコンサルタントさんがよく使う営業方法で、異業種交流会を通じて人脈を広げてお客さんを紹介してもらおうというもの。
ただ参加する人の多くが同じように営業で困っている人なので、あなたに紹介できるほどお客さんを抱えていないかもしれません。そのため何回参加しても、名刺を配るだけでちっとも紹介につながらない、というケースも少なくありません。
私も開業時はいくつかの異業種交流会に顔を出したりもしたのですが、参加費用が毎回4〜5千円かかりますし、まったく紹介につながらなかったこともあり、そのうち参加するのをやめてしまいました。
まあ長い目で見れば紹介につながる交流会も多いのでしょうが、少なくとも短期的には営業的な効果は薄いと思います。
独立開業者むけワンポイントアドバイス
必ずしも異業種交流会を営業の場と考える必要はないと思いますが、営業前提で参加すると、結構辛いかもしれません。人脈を広げるのが異業種交流会の本来の目的ですから、「仕事紹介してください」というトーンだと、会の中で浮いてしまうかもしれません。
とはいえ生命保険や士業さんの場合、いくつもの異業種交流会に参加したり、自ら主催する人も多いので、それなりに効果の高い営業方法なのかもしれません。人脈のない独立開業者の場合は、いくつかの異業種交流会に参加して、人脈を広げつつ、紹介を期待する、というのは決して悪い方法ではないですから、トライしてみるのも良いと思います。
なお、異業種交流会での紹介を期待する場合、ぜひホームページを「紹介ツール」として利用しましょう。そうすることで、紹介してもらえる可能性が、ずいぶん高くなりますから。