あなたが資格を取得する目的は?
それでは、資格を取得する目的は何なのでしょう。たしかに開業するだけであれば、資格がなくても問題ありません。でも「資格が必要な業務」を行うためには、資格を取得することが義務づけられています。
たとえば、医療行為を行うためには、「医師免許」という資格が必要です。この「医師免許」がないまま医療行為を行うと、医師法違反で逮捕されてしまいます。あるいは、喫茶店を開業しようと思えば「食品衛生責任者」という資格がないと保健所の許可がおりませんし、鍼灸の治療院を開業するには「鍼灸師」の資格が必要になります。
つまり、「開業するために資格が必要」なのではなく、「特定の業務において、開業に必要な資格がある」ということなのです。
独立開業者むけワンポイントアドバイス
上記以外に、資格がないと行えない仕事としては、こんな業務があります。
- 歯科医師
- 公認会計士
- 税理士
- 司法書士
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 弁理士
- 弁護士
- 不動産鑑定士
- 土地家屋調査士
- 建築士
- 調理師
- 美容師
- 電気工事士
独立開業後にこうした仕事に従事しようと思えば、決められた資格を取得する必要があります。
もちろん、資格取得したからといっても開業後の成功が保証されている訳ではありませんので、その点はお間違えなく。