やりたい仕事はなにか、
まずはそれを考えましょう。
したがって、「開業のために資格を取ろう」と思うのはあまり意味がありません。そうではなくて「○○の仕事を将来やりたいので、そのために必要な資格をあらかじめ取っておこう」という風に考えましょう。
資格ありきで開業を考えるのではなく、起業後にやりたい仕事をまずは考えるのです。そしてその仕事に資格が必要であれば、それを取得しましょう。
もしあなたのやりたい仕事に資格が必要とされないのであれば、忙しい中、わざわざ資格を取得する必要はありません。
独立開業者むけワンポイントアドバイス
意外とこうした考え方がピンと来ない人も少なくないのですが、これは「何のために開業するのか」という本質的な話になります。
「開業そのものが目的」なのであれば、一切資格など取る必要はありません。起業するために資格を取る、というのはまったく意味のない考え方で、資格取得にかける時間とお金が無駄だと思います。
そうではなく「○○がやりたいから開業する」というのが、お勧めの考え方。自分の「理念」や「ビジョン」をしっかりもって、それを実現するために「開業」するのです。そしてその自分の理念やビジョンを実現するために資格が必要なのであれば、その資格を取りましょう。独立開業したいから医師免許を取るのではなく、病気で困っている患者さんを救いたいから医師免許をとるのです。
こんな風に「自分のやりたいことを実現するために必要かどうか」という観点で資格のことを考えれば、きっと心の中がすっきりすると思いますよ。