
お客さんは、資格以外の何かで
仕事の依頼先を決めるのです。
そもそもお客さんは、資格を保有していることにそれほど価値を認めてくれません。その仕事をする以上、資格を保有しているのは当然であり、最低条件にすぎないのです。
お客さんは多くの資格保有者の中で、「資格以外の何か」で仕事の依頼先を決めます。
たとえば多くの行政書士の中で、どの人に仕事を頼むかというと、人柄だったり、実績だったり、あるいは誰かの紹介であったり、資格以外の何かで選びます。鍼灸治療院を選ぶのも、鍼灸の資格を持っているのは当然で、それ以外に院長の技術や人柄、院内の内装や受付の応対、チラシやタウン誌の広告、といった、鍼灸の資格以外の要素で、どこに行くかを決めるのです。
独立開業者むけワンポイントアドバイス
詳しい話は別のページで解説していますが(リンク)、お客さんは資格以外の要素であなたを選ぶかどうかを決定します。歯科医院でも、工務店でも、ネイルサロンでも、資格だけで選ぶ人はほとんどいません。資格以外のたくさんの要素を加味して、総合的な観点で、どこかにお仕事をお願いするのです。
だから開業するに際して、資格以外のことも準備する必要があるのです。お客さんに選んでもらえるように、お客さんの選択基準にそった形で開業準備をしなければいけないのです。
資格だけでは決してお客さんには選ばれません。ぜひそのことを念頭において、独立開業に向き合って頂ければと思います。