
行政書士は開業する人の非常に多い業種です。というのも、行政書士の就職先は他の士業に比べて非常に数が限られており、開業以外の選択肢が少ないという側面があります。
求人情報などを見ていただくとお分かりになるかとは思いますが、大手の行政書士事務所、一般企業は行政書士の求人をほとんど出していません。そのため、自ら開業するという道を選ぶ人が多いのです。
また開業率の高い理由の一つに、行政書士の開業はあまりお金がかからないという点が挙げられます。開業というと200万〜300万円の開業資金に加えて、お客さんが集まるまでの運用資金100万円…といった、まとまったお金が必要になるのが一般的ですが、行政書士の場合、大体50万円あれば開業が可能です。自宅開業の場合には、さらに安く開業できるケースもあります。→ 開業資金にいくら必要?
独立開業者むけワンポイントアドバイス
開業自体のハードルが低い分、何の準備もせず、なんとなく開業してしまう行政書士が少なくありません。「とりあえず開業さえしてしまえばなんとかなる」「開業すれば自然にお客さんは集まってくる」と考えてしまうのです
しかしながら、それは大きな間違い。そのように安易に開業してしまうからこそ、早々に廃業してしまうのです。開業行政書士の現状を把握し、成功するための準備を万全にしておく必要があります。